思い出抱えてアイにコイ!!【感想】
こんにちは。sinです。今回は、HOOKSOFT作品『思い出抱えてアイにコイ!!』の感想になります。
今作は、HOOK作品としては二作目で、放課後シンデレラ以来になります。個人的に過去に仲が良かった幼馴染たちと時を経て再会するという展開が好きだったので、とても気になっていた作品でした。
作品全体としては、飽きずストーリー展開も遅くなかったのですが、思いのほか時間がかかってしまいました。
ただ、選択肢によっては、ん?と思う展開や、共通√と個別√とで矛盾があったところもあったので、そこは少し残念でしたが、ある程度纏まっているストーリーだったのでそこは評価できると感じました。
推奨攻略順 優菜→郁→静流→千聖→兎鞠(兎鞠以外は好みで可)
西渓 静流(cv花澤さくら)
主人公、酒匂晴輝が子供の頃にであった人見知りの少女。晴輝が通う学園の2年生で、クラスメイト。手芸部所属。
個人的には千聖姉の次くらいに気になっていたキャラだったのですが、ストーリーを追っていくうちに、どんどん可愛さが増していって、静流自身が気づかないレベルで晴輝に夢中になっている姿はとても可愛く、プレイしているこちら側にも可愛さがホントに伝わってきました。
最初はいつものメンツ以外には何かと強く当てってしまっていましたが、晴輝の介入もあり
事態は好転し、静流もかけがえのないものを手にする。
州郷 千聖(cv七瀬こより)
百代川に晴輝が子供の頃住んでいた時に一緒に遊んでいた年上お姉さん。晴輝が通う学園の3年生。家庭科部所属。
昔はやんちゃしており、その名を轟かせていましたが、約束をし成長するにつれどんどん大人っぽくなり、みんなに頼られる存在に。
ストーリーとしては、千聖姉が何故お金にこだわるのか、そこに重きがあったと思います。今の千聖姉の事も知りつつ、二人の愛を深める。そんなお話でした。
終盤になればなるほどキャラがいい意味で壊れていくのが面白かったです。
自分が本気で美人だと感じたキャラでした、いままで多くのキャラクターたちを見てきましたが、初めて美人以外当てはまらないと思えるキャラでした。
所沢 郁(cv和央きりか)
百代川に晴輝が子供の頃住んでいた時に一緒に遊んでいた一つ年下の妹分。晴輝が通う学園の1年生。バレー部所属。
子供の頃はまん丸で、食べることが大好きで動き回ることを苦手としていた郁ですが、晴輝との約束を果たすため、一躍買うほどの人物に。
再開後の郁は良くも悪くもバレーバカになっており、同世代で敵なしと言われていましたが、何故一般的な学園に来たのか、その理由が分かるお話でした。
最初の印象よりだいぶ可愛くて、これは好きになる人が増えるんじゃないかなぁと思うキャラでした。恋人になってからのツッコミや冗談を言っている姿がとても幸せそうに見える姿が印象的でした。
春ノ原 優菜(cv七種結花)
晴輝が子供の頃出会い、救った少女。晴輝が通う学園の2年生。合唱部所属。
子供の頃から大人っぽく、千聖姉達とは違うタイプでしたが、物凄い負けず嫌いで、晴輝につっかかっているうちに仲良くなる。
優菜の夢、そして昔救ってくれたヒーローの存在が大きく関わるお話でした。
個人的には物足りないなぁと感じたストーリーでした。そう少し緩急があった方が面白く感じた気がしました。
よくいつものメンツからはいじられていますが、恋人になったあとは周りに見せつけるレベルのイチャイチャを見せつけるレベルになっており、晴輝が本当に好きなんだなと思いました。
栗山 兎鞠(cv実羽ゆうき)
晴輝が子供の頃から家族同然に仲良くしていた少女。晴輝が通う学園の2年生。家庭科部所属。
この作品のオオトリで、正しい選択肢を選んでいないと永久にたどり着けない√のキャラになります。
正直ただのキャラゲーだと踏んでいたのですが、いい意味で裏切られた、そんな印象です。最後に攻略すればよかったと思うほどでしたね。
なんでも世話を焼きたがる兎鞠が可愛いなぁと思っていましたが、個別に入り、兎鞠のいろんな表情がいいなぁと思うキャラでした。
お話は別れてから再会するまでの兎鞠についてのお話。その話がいきなり壮大になったかと思えば、あっけなく終わるので、あれ…?と思いましたが、エンディングのが良かったですね。なんか凄い勿体ない気がしました。
今回は以上になります。HOOKの作品はあまりプレイできていませんが、これを機にいろいろやってみたいなぁと思いました。
みんな可愛くてやっていて楽しかったので、皆さん是非~。
※ここからはネタバレを多く含む部分になります。ネタバレを読みたくない方はここでブラウザバックをお願いします。むしろ読みたいという方はこのまま読んでいただけると幸いです。
と、いうわけで『思い出抱えてアイにコイ』のネタバレ感想コーナーになります。
兎鞠
個人的には兎鞠√がホントに勿体なくて、子供の頃に晴輝と別れて少ししてから以前のの記憶が事故の影響で無いという展開自体は個人的には嫌いじゃないんですが、まさかの人格入れ替わりか…という印象でした。しかも入れ替わるのも一日だけですしね。自分的には記憶の融合が起きて、すべての記憶が繋がる展開が好ましかったです。
√解放に選択肢に兎鞠を選ぶ必要があるという手の込んだ演出も良くて、付き合ってからのイチャイチャも見ていて楽しかったのに、最後の最後であっさり終わっちゃって、え…?これで終わり…?感がホントに強かったです。
千聖姉はストーリー全体を通してお姉さん属性が一貫してあり、個人的には評価できました。琢磨が実はシスコンで、姉のエロい姿を見たくないなど一貫した話もありました。
四月一日と和解しようとしたら事態があらぬ方向にいったり、千聖姉の学園内のキャラがどんどん崩壊して甘えたになっている姿なんかとても可愛かったですね。
エッチシーンも大人っぽい下着だったり、晴輝の扱いが上手かったりとここぞとばかりに年上パワーを発揮していました。
子供時代に千聖姉がお金持ちと結婚すると言っていたのは、みんなの場所を守るためという、千聖姉らしさと感じられて、余計に好きになりました。
静流
静流√がある意味一番予想外の終わり方しましたね。同じ道を選ぶとかではなく、それぞれの道を行きながら、離れ離れでも、愛を深めている展開になっており、現代の恋愛事情に似た側面があるのかなぁと思いました。
告白のシーンも静流と晴輝が出会った公園での告白とか、個人的に萌えましたね。その時のCGも良くて、お気に入りです。
静流はストーリーが進むほどどんどんエッチになっていっていて、エッチにも積極的になっている姿がグッドでした。エッチな女の子、ダイスキ。
郁
郁は一番純情だったんじゃないかな、と思います。エッチにも興味ないわけじゃないけど、なかなか勇気が出ないけど、襲ってほしいという欲求も持ち合わせているという。あれ、思ったより純情じゃないな?
郁バカ枠だと思っていたんですが、結構そっち方面の知識もきちんと持ち合わせてて、それ故に精液を飲ませてくれなんて展開もあったので、意外に賢い子でした。
ストーリーは結構シンプルで、前の学園で自分に足りてないことに気づいたから進学先を変更し、そうしたら当時の同期に目の敵にされるという…。やるせなさすぎる。
エピローグは自分が好きな子供と一緒に幸せな家庭を築いているパターンだったので、良かったです。
優菜
よくある展開すぎたせいか、終盤は面白くなくなってきて、正直スキップしようか悩んでました最後まで読みましたが、最後の盛り上がりがなさ過ぎてうーんとなりました。
中盤まではホントにイチャイチャしていただけでも全然大丈夫だったんで、男性苦手の克服手段がキスっていうのも悪くないとは思っていました。
告白シーンも、もうちょっとムードがあった方がよかったなぁと思いました。みんなが横通るカフェテリアとか、ムードもへったくれもなさすぎる。
純粋に物語にするには内容が薄いな、と思いました。
今回のネタバレ感想は以上になります。やる前とやった後の千聖、静流、郁の変わりようが好きでした。やって良かった作品でしたが、過去編を挟んでいる分少しだれてしまうかなぁという気もしました。ここまで読んでくださりありがとうございました。
sin