Monkeys!¡【感想】
こんにちは。sinです。今回は良くも悪くも有名になったHARUKAZE作品、『Monkeys!¡』の感想になります。
肯定的な意見も多い一方、否定的な意見も飛び交う今作ですが、自分も思うことがあり、記事として残すことにしました。
今回は、最初からネタバレ有りで書くので、嫌な方はここでブラウザバックをオススメします。
まず、作品全体は結構なアップテンポでシナリオが進み、読みやすさという意味では満点だったかなと思います。かなりスピーディーに会話が進み、ぐだった印象はありませんでした。
ただ、このアップテンポなのが苦手な方もいるようで、そこがマイナス要因の一つになってしまっているのは確かなようです。自分は嫌いではなかったですが、このテンションがノラとと並みに続くとキツかったかなぁと思います。
今作のいいところと悪いところを挙げるとすれば
良いところ
・主題歌が良い
・ヒロインが全体的に可愛い
・漫画ようなコマ割りシーンがコメディ感があって良い
悪いところ
・メバチ√の必要性皆無
・カラス√を最後に固定する意味の無さ
・ユキ√のエッチシーン2をカットイン演出にする意味の無さ
・キャラクターたちのほとんどがテンションが高すぎてシリアスシーンがシリアスに感じられない
・この男子ムリ!/この女子ムリ!がビックリするくらい面白くない
・エッチシーンを回想扱いにして導入をおざなりにしすぎ
・冒頭の猿吉のべた褒めシーンのセリフ回しが下手すぎて大根役者に見える
といったところが自分の感じたことです。粗探ししたつもりはなかったのですが、否定的な部分が多くなってしまったとことはあります。
硝子ノ宮 硝子(CV HIKARI)
硝子ノ宮女学院の御三家の一人。抱き着くことで相手の個人情報を抜き取ることが出来る。
比較的読みやすい√ではあったのですが、シナリオそのものが短めに書かれているので、ノロケシーンが大半を占めているように感じて、正直微妙に面白くはなかったです。硝子を助けに行くシーンはかっこよかったのですが、それ以外特に言うこともなく、ふーーーーーん、といった印象でした。
エッチシーンはなかなか良き。
霧灯ユキ(CVゆずはちみつ)
硝子ノ宮女学院の御三家の一人。演劇部で男子役を多く担っている。
個人的に一番やる前とやった後で印象が大きく変わったキャラ。めっちゃ可愛い。
シンプルにラブコメしていて、読むのは面白かったですが、ストーリーがただただお互いの欠点を補っていこう!終わり!みたいな感じで終わったので、……はぁそうですか…という印象でした。エッチシーン以前に物語が大して面白くないので、エッチできたことの感動とかは薄かったです。
それでもカラス√の次には面白かったです。
メバチ(CV原ぽぽ子)
もともと紛争地域にいた少女。
公式サイトにあった「実家が突然裕福になり、両親からいい教育をと、硝子ノ宮へ入学してきた。」とありますが、全然!全く!1mmも!そんなシーンありません!というか母親メバチがもっと小さいころに殺されてますし、父親も日本に戻った後紛争地域に戻り死んでるんですよね。
なのにストーリー上では母親が死んだだけで自分を孤児と言い張ったり、時系列バッラバラやんけぇ!と思ってました。
一番思ったのは前述の通り「全くいらない√」だと感じました。
そもそもの話が、共学化のために御三家の三人に議会にて承認を得ることによって共学化が成せるという話なのに、全く御三家に関係ないメバチがメインヒロインなのが一番の謎でした。
月島 カラス(CV美天羽礼)
硝子ノ宮女学院の御三家の一人。猿吉を硝子ノ宮に手引きした張本人。冒頭にて暇な人生にうんざりし、生きることを辞め死に瀕していた。
流石にオオトリとあって、一番面白い話でした。互いを信じること、思い合うこと、尊重し合うこと。それらがよく表されたお話でした。
ビッグと殴り合うシーンも相まって、この作品の面白さはカラス√にあるなと感じました。
ラストに抱き合うシーンもいいねぇと思える演出だったので、この√に関してはほぼ文句はありません。むしろカラス√だけでいいと思えるほどでした。
ただ唯一の欠点は、Hシーンが回想だったので、そこだけは悔やまれます。自然な流れでHするシーンが欲しかったです。ただ、終わり方は凄く綺麗で好きでした。
と、今回は以上になります。否定的な意見が多くなってしまいましたが、面白い部分は面白いのでそこは評価できる部分だと思います。もちろんこの作品を面白いという方も多いので、あくまで自分は「面白いには面白いけど、期待しすぎた」という評価でした。
今回の記事を読んでいただいてありがとうございました。ではこれで。
sin